Akliteia®のデータ管理プラットフォーム
Akliteia®のデータ管理プラットフォームには、専用デバイスで読み取った真贋判定情報が保管され、分析・管理することができます。データはブロックチェーン技術で保護して記録し、メーカー様の流通経路を管理していくために活用します。
流通経路における判定結果の記録と管理
製品の真贋判定結果は、「出荷証明」、「流通証明」の2種類で記録・管理されます。
出荷証明
Akliteia®を利用いただく際、メーカー様にはまず管理対象となる製品の情報をご登録いただきます。その上で旭化成は、必要な枚数の偽造防止ラベルをご提供いたします。ラベルの製品への導入後、出荷前に真贋判定を行い、その結果を記録するステップを「出荷証明」と言います。出荷証明により、本物が証明された製品の出荷をAkliteia®のデータ管理プラットフォームに記録します。
流通証明
流通経路における任意の拠点(倉庫、店舗)にて、偽造防止ラベルを導入した製品を真贋判定デバイスでスキャンいただきます。真贋判定結果は自動でデータ管理プラットフォームに転送され、「流通証明」として記録されます。これにより出荷証明の記録との不一致があるか、流通経路のどこで偽造品が混入したか、などを確認することが可能になります。
Akliteia® ポータルで証明結果を把握・分析
真贋判定デバイスからサーバーに転送された証明結果は、Akliteia®プラットフォームにデータとして蓄積されます。各種データは真贋判定情報を閲覧する専用サイトであるAkliteia®ポータルからいつでも参照することが可能です。
参照できるデータとしては、確認したい製品種別ごとに、「出荷証明」と「流通証明」それぞれのフェーズにおける、指定した期間・場所での総判定数、判定OK数、判定NG数、未判定数などの真贋判定情報があります。これらを用いることで、万が一偽造品が発生した際にもいち早く状況を把握することが出来ます。
ブロックチェーン技術の仕組み
Akliteia®のブロックチェーン技術では、ネットワーク内での読取情報の記録を、時系列に沿ってつながっていくデータ構造で格納します。データの改ざんを試みられても、前後の真贋判定情報記録データとの不和が生じるため、即座に改ざんを確認できます。このため、真贋判定情報の書き換えを防止することができ、消費者の方に安心・安全な購買体験をお届けすることが出来るのです。